BPOサービス

適格機関投資家等特例業務の活用と当社の強み

近年、適格機関投資家等特例業務は、投資スキームの多様化に伴い、その重要性を一層高めています。特にキャリードインタレスト(成功分配)が税制上優遇される点は、運用者にとって大きなインセンティブとなり、効率的なファンド運営を可能にしています。私たちはこれまで自らも当事者として適格機関投資家等特例業務でファンド運営に関わり、数多くの案件を通じて実践的な知見を培ってきました。

制度改正による新しい可能性

上記に加え数年前の制度改正により、有限責任事業組合(LLP)がGP(届出主)としてファンド運営を担うことが可能になったことは、投資スキームの柔軟性を大きく広げました。これにより複数の事業体が共同で事業を行うことが容易になり、従来のVC・PEファンドに加えて、近年では上場株式を扱うヘッジファンドの分野でも特例業務が積極的に活用されるようになっています。

投資事業有限責任組合(LPS)・匿名組合(TK)・任意組合(NK)に対応した柔軟なスキーム設計

当社は、投資事業有限責任組合(LPS)、匿名組合(TK)、任意組合(NK)といった多様な枠組みを活用したファンド組成をサポートしています。これらのスキームは、ファンドの目的や投資対象に応じて最適な形態を選択することが可能であり、法務・税務の両面での設計が成功の鍵となります。当社は制度面でのベストプラクティスを熟知し、運用者の戦略に最も適したストラクチャーを提案します。

ファンドの成功には各サービスプロバイダーとの緊密な連携が欠かせません。しかし、多方面との調整ややり取りは運用者にとって大きな負担となり得ます。当社はその架け橋としての役割を担うだけでなく、各専門家の見解を俯瞰的に整理し、最適なセットアップや運営方法を導き出すことに長けています。各関係者とのコミュニケーションを一括で取りまとめることで、運用者は本来の業務である投資運用に専念できる環境を提供します。

当社の役割:ファンド運用BPOとしてのトータルサポート

当社は投資運用関係業務受託業(BPO)を通じて、ファンドマネージャー志望者や運用会社の皆様をトータルにサポートすることを使命としています。

当社のサービスには以下が含まれます:

  • スキームの立案(投資事業有限責任組合・匿名組合・任意組合など)

  • ファンド組成における最適な枠組みの選定

  • 管理業務・バックオフィス機能の提供(基準価格算出、各種報告書作成含む)

  • 法令遵守・税務面でのベストプラクティスの提供

上記の様に幅広い領域をカバーしながらも、ファンドマネージャーや運用会社の独立性を尊重し、それを維持できるインフラを提供する立ち位置にあります。

独立性を重視した新しい支援のかたち

私たちは、単に「管理業務を代行する外部サービス」ではありません。当事者として適格機関投資家等特例業務でファンド運営に関わり、その蓄積された経験とノウハウを基盤に、独立した運用者が自らの能力を最大限に発揮できるよう、必要な制度・管理・インフラを下支えする存在であり続けます。

当社は単なるサービスプロバイダーとして外から助言するのではなく、実際に運用現場で直面する課題や成功のプロセスを理解した「伴走型パートナー」として寄り添います。言葉の重みや付加価値は、実践を経た当事者だからこそ提供できるもの。私たちはその強みを活かし、特例業務を活用したファンド組成のあらゆる局面で実効性あるサポートを行い、運用者が安心して独立性を維持しながら投資活動に集中できる環境を整備します。

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